初夢
いちふじにたかさんなすび
ほのかに教えてもらった言葉を胸に、なぎさがベッドへダイビング。
今まで散々はしゃいだ後だから、スグにグー…グー……
グー……
……
…ン、ドコここ?知らないトコだけど…夢?そうだよ、夢だよ!きっとほのかに教えてもらった言葉のお陰だね!
って誰かいる?まさか「いちふじ」って言うくらいだから、藤Pセンパイ!?
なーんて勝手に都合のイイ解釈をして喜んでいると、どこからともなく声が聞こえて来る。
―――続きまして藤…
「ヤッパリ!藤Pセン…」
―――田和之!
コールと共にライトが点いて、首の短い厳つい男がなぎさの前に現れた!
それどころか周りを良く見てみると、自分が居るのは四角いジャングル―――つまりリング。
「ハァッ!?何で!?ゼッタイに寝る前に見たプライドのせいだー!!」
思わず涙が出てくるも、容赦なくゴングがカーン!!
「ちょ、ちょっと!何であたしが試合を…!?アリエナーイ!!」
何とかリングから逃げ出して、わき目も振らずに走り続ける。
すると突然足元の景色が変わって―――美墨サン、勝負よ!
今度は誰?と顔を上げるとそこに居たのは―――
「永沢サン!?」
そうつまり、オ「タカ」ク女子……
「何ソレ?苦しすぎ…。もうイヤだ…!」
精神的に打ちのめされて、なぎさがヨロヨロと歩き出す。
すると向うの方にドコかで見たような姿がボンヤリ…
「ホワイトだ!助けてホワイトー!!」
「違います。私はキュア・イーグレット!ホワイトではありません!」
「アハハ…そう。て事はなすびだよね…。全然なすびと関係無いジャン!」
悲しいやら情けないやら…ガックリとなぎさが肩を落とす。
だけど、ふと顔を上げると―――
「…頭か。納得―――って、納得できるか――!!」
・ ・ ・
「―――てな夢を見ちゃったワケ。新年早々もう散々だよ…」
「ソレは本当に散々だったわね。…じゃあ気分直しにお雑煮でも食べてく?」
「サンセーイ!!」
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