カミナリ




ゴロゴロ…ビシャーン!!

「きゃっ!?」
「ちょっとどうしたのほのか!?イキナリ抱きついて来て…」
雷鳴と共に身を寄せてきたほのかに、なぎさが戸惑いの視線を向ける。

「…まさかほのか、カミナリが怖いとか?」
「え?あの…」
「そうか〜ほのかカミナリが怖かったんだ…。フフフ、じゃああたしが守ってあげる!」
頼もしげななぎさの言葉。
「あ…うん」
少し頬を赤く染めながらほのかが頷く。

と再び―――ガラガラガッシャーン!!

「きゃあ!?なぎさ…!」
「コラッ、カミナリ!ほのかを怖がらせるの止めなさい!…ほのか大丈夫?」
「うん、なぎさが傍に居てくれるから大丈夫だよ」
優しいなぎさの眼差しに、そっと頷くほのか。だけど
―――なんてね。本当はさっきのもただビックリしただけなんだけど…。なぎさ、ゴメンね…
と、心の中で舌をペロリ。

「…ねぇなぎさ?」
「ん、なーに?」
「もっとギュッてして…」
「は!?」
ほのかの言葉になぎさが戸惑いを見せる。でもスグに―――ギュッ

「これで…大丈夫?」
「うん。ありがとう…」

そしてなぎさの温もりを感じながら、ほのかが静かに目を閉じる。
―――ウフフ、もうちょっと真実は黙っていようカナ?だってそうすれば、こうしていられるものね…

「それにしても、なかなか鳴り止まないね」
「フフ、別に鳴り止まなくてもいいけどね…」
「ん?ほのか何か言った?」
「ううん、何でも―――」

ガラゴログワッシャーン!!

「あーん、なぎさ!コワーイ!」
    
    ・
    ・
    ・

―――フフ、実は知ってるんだ。ほのかがカミナリ怖く無いってコト。でも黙っていよう、だってそうすれば…ね!








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